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はくうんおのずからきょらいす-白雲自去-

禅のことば

おしょう
おしょう
湛さん、あんたはいつもわしが話していてもどこか上の空じゃな、もう少ししゃんとせんか!
は。は はい。申し訳ありません。
湛ソ
湛ソ
↑なんてことがあってさ、またどやされたよ。なんでいつもこんなにいらんことばかり頭をよぎるんやろかなぁ
湛ソ
湛ソ
達ソ
達ソ
そんなことがあったんですか、心がうわつくことは誰にでもありますよ。気になさることないと思います。
そうなの?達さんもあるの?そっか少し安心
湛ソ
湛ソ
達ソ
達ソ
煩悩は出ては消えの繰り返しです。
でも芯はブレずにもっていたいですよね
こういう禅語がありますよ
達ソ
達ソ
「青山元不動 白雲自去来(せいざんもとふどう はくうんおのずからきょらいす)」(五灯会元)です。
達ソ
達ソ
青山というのはどっしりとした山のことです。この山は私たちの仏性、心のことです。心は誰しもが同じ。最初からどっしりと安定しています。ゆらぐことはありません。
達ソ
達ソ
でも、時より出てくる雲で隠れてしまったり、見えなくなったりします。雲がはれたら元通りなんですけどね。やはり不安になったりしますよ、でもちゃんと山はそこにあるんだから過度に落ち込む必要はありません
うんうん
湛ソ
湛ソ
達ソ
達ソ
ころころ変わるから心です。煩悩がないのもいいですけどそれはそれで人らしくもあります。雲がかかる富士山も素晴らしいですよ。そういう煩悩がアイディアになることもあります。それさえも認めて楽しめるのも湛さんのいいところです。
そうやって認めてもらえると助かります。和尚さんの言葉もありがたかったんですね。そう言われるとすなおに受け入れることができました。
湛ソ
湛ソ

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