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石の上にも三年?

発酵の記録

自我を焼くの続き

日本では石の上にも三年ということわざがあります。三年は同じところで我慢してすごしなさい。という意味です。日本ではころころと節操なく転職したりやることを変えるのを良くないとされています。

こちらを英語に直訳すると ”A rolling stone gathers no moss” 転がる石には苔がつかないとなります。面白いのはこれがイギリスとアメリカで意味が全く正反対になることです。

イギリスでは苔は日本人の感覚同様、良いものとされ じっと辛抱しているところの苔が生すとなりますが、アメリカでは苔は悪いもの怠惰の象徴とされ積極的に動き回っている人には苔がつかないとなるのです。

私はこれはどちらが正解とは言えないと思います。人それぞれまたその時々でどちらも当てはまる。転職はした方がいいのか、それともやめた方がいいのか、どちらに進むのでもメリットデメリット両方出てきます。そのどちらの部分を自分は大切にし選択するのかは決めるのは自分でしかありません。

私は勤めていた大学の職員を三年で退職しました。ある程度の安定はそこにはありましたが、自身のこれからを考えた時に自分のやりたい生き方と違うと思ったからです。世間の考えと自身の考えがいつも同じとは限りません。ただ自分で選択決定しそれを正解にしていくことこそが大切だと思います。

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