スポンサーリンク

夢を現実に④ 具体的な解説 CF期間中を振り返る(後半)

発酵の記録

 

 

夢を現実に④ 具体的な解説 CF期間中を振り返る(後半)

さてお待たせしました。ついに後半です。後半は日々、動きがありこれぞクラウドファンディングといった形になりました。ラストまでに日数を日々お伝えしたりと一日一日がより大事になってきます。しかしながらそれは今までの地道な広報活動があってこそです。今までの努力を回収していく期間です。

2021/12/11 達成率82.2% 新着 喫茶去 まぁお茶でも
トップ画像変更

新着ではキッサコさんのことを書いています。今回のプロジェクトでは多くの方に応援コメントをいただきました。応援コメントは著名なかたが有効だとは思われますが、私はもっと大事なものがあると考えています。それは今まで自身がその方と築いてきたもの、そして今回のプロジェクトの趣旨を理解し共感してくれる人 そのような方たちを厳選してお願いをしました。
そして大きな動きとしてはトップ画像を変更しました。何のための開山堂の修繕か!?今一度。

■新着 喫茶去 まぁお茶でも

前回に引き続き。ライトアッププロジェクトが私に与えてくれたものはとても大きかったです。そこから頂いたご縁が今も私を支えてくれています。またあの時の経験がそれからの私の自信となりました。またやりたいことがより明確になったと思います。そんな時、新しくご縁を頂いたのがキッサコさんでした。薬師寺さんには今回同じ禅僧として応援コメント頂いています。きっかけは地元京都の信用金庫である京都信用金庫さんからのご縁でした。キッサコさんは京都で長らく活動をされていましたが、京都信用金庫公認ソング「手」をリリースされています。キッサコさんが山元さんと二人体制になっての初めてのシングルです。このリリースをきっかけにお寺でライブをしたいとお話をいただきました。薬師寺さんは同じ僧侶であり同い年。私も地元のラジオアルファステーションで聞いたことがあったので是非にとお受けいたしました。それからのご縁です。それ以降もライブをお願いしたり、お寺でMVの撮影もしていただけました。キッサコさんを一躍有名にした般若心経のMVも撮影頂いています。最初に出会ってから出た「日々是好日」とアルバムのジャケット写真にお寺での写真を使っていただいています。ジャケットの影響もありますが、本当に好きなアルバムです。特に一曲目の「今日という日が最後だとしたら」は大好きな曲です。歌詞にとても考えさせられました。

今日という日が最後だとしたら 僕は何をしていたいのか?いろいろ考えますが、やっぱり日常なんですよね。そしてお寺の日常って毎日があることに感謝して自然に手を合わせる。そういうことのように思います。お寺はお釈迦さんがおられてそしてそれを今まで伝えてこられた祖師たちがおられて今現在あります。これを私たちが環境のせいだけにして終わらすことはあってはなりません。与えられた環境にチャンスを多く残されています。今回、京都信用金庫の榊田理事長様にも応援コメントをいただいております。榊田さんはおせっかいバンカーとして温かい金融を提唱されています。京都信用金庫さんは文化事業に熱心な銀行です。だからこそキッサコさんとのご縁がいただけたのかと思います。今回のチタンプロジェクトも京都の未来を照らす光となることを願っています

2021/12/12 達成率83.3% 新着 夢の続き 同志montfilm

今回のチタンプロジェクトもmontfilmによる撮影を予定しています。お寺が今後の伝統建築に関わる貴重なものです。詳細に記録に残したいと考えています。もうすぐ桜の季節となります。昨年に撮影したIROHAUTAは今もその輝きを失っていません。

■新着 夢の続き 同志montfilm

ライトアップの時から一貫してお寺の映像をお願いしている人がいます。それはmontfilmの藤元さんです。ライトアップを映像で残したいと思った私は、だれかいないかと探していたところ、これもまたお世話になっている人にご紹介を頂きました。「田邊さん、こんな映像をつくっている人がいるんだけど」と見せていただいた映像に私はがっちり心を掴まれました。

“HAND” from Mont Film on Vimeo.

過度な説明はなく、生物と無生物の対峙。その中にどこか温かさを感じることができます。質感、手触り感を感じる作品です。そこから藤元さんと一休寺の映像を撮り続けています。藤元さんのすごいところは回を重ねるごとに、また日常の他愛もない話したりして時間を過ごすごとに私の求めているものを理解しそれを作品に反映してくれることです。10分ないほどの作品でもその撮影は最低でも半日は必要です。その膨大な量の素材から編集をしていくのですが、その編集された1stドラフトの時点でほぼ見ている風景は一緒です。それより私が想像していた以上のものを提供してくれるのです。たぶん普通のこの段階の作業が恐ろしく時間がかかるはずなのですが、彼との仕事にはそれがありません。どんなものが出来上がってくるのだろうと ワクワクしかありません。彼との仕事を続けていくうちに、気づいたことがありました。それは彼はカメラマン、ディレクター、だけでなくインタビュアーとしてとても優れている点です。水野克比古先生との仕事から撮影の中でインタビューを行うようになったのですが、編集されたものをみるととても自然で、撮影される人の魅力を十二分に引き出しています。それは彼が私の求めているところを十二分に理解し、時には自身でそのことについて知らべて研究を怠らないからです。今回の木下幹久棟梁のインタビュー動画もこのクラウドファンディングが始まってから急遽お願いしたものでした。彼でなかったらこの動画は完成していなかったと思います。ページはこの二か月間アップデートし続けています。それは私がクラウドファンディングを初めてから気づくこともあり伝えたいことがより明確になり私自身がアップデートされていっているからです。これは支援していただいている皆様のおかげとも言えます。夢は今も続いています。藤元さんはじめ、このプロジェクトに支援をしてくださっている皆様が同志だと 勇気をもらっています。感謝。あと12日です。最後に藤元さんの映像にはフランス人アーティスト サミュエルの音が欠かせません。彼も母国から遠く離れたこの日本で自身の求めている音を探し続けています。今年の春に制作した irohauta で使われている音はサミュエルの中では今までなかった音です。日本の無常を表現しています。

2021/12/13 達成率84.9%

支援の達成率は日々更新されていきます。次回、達成率をグラフ化したものをご覧いただきますが顕著に右肩上がりになっているのが確認できます。クラウドファンディング全体の流れを俯瞰して掴んでいただけると思います。

2021/12/14 達成率85.6% 新着 ラスト10日 85%のご支援を頂いております

ついにラスト10日、そしてついに85%の支援を頂きました。大台にのったといいう感じです。ここから残り日数のカウントが始まります。毎回、印象的な画を選んでいきました。私の大好きなもみじの芽の写真です。

■新着 ラスト10日 85%のご支援を頂いております。

ラスト2週間をすぎ多くのかたのご支援をいただいております。現在85%に到達しました。お寺にも本格的な冬が到来です。これはもみじの芽です。この厳しい冬を越えてまた葉を大きくします。はじまりの季節です。

2021/12/15 達成率91.5% 新着 大応国師千年の時をこえて

一日にして5%の上昇。金額にして50万円。これはすごいことです。期間内での達成が近づいてきました。出来ることなら数日を残し達成したい、そんな思いでした。同時期に1000万円のプロジェクトがいくつかありました。中には同じ寺院のものありました。それらのプロジェクトは早々に目標金額を達成、大きく支援率を伸ばしていたのを見ていたので、驚かされるとともに悔しかったのもありました。ただ実際にここまで達成すると感謝の気持ちばかりでなんとしょうもないことを考えていたのだと思います。皆さんの支援に愚直に応えていくのみです。新着では忘れてはならない人物、大応国師について書いています。チタンが先行していますがこの方の法を伝えていくことが開山堂を修繕する一番大きな意味です。今現在は、本堂にお移り頂いております。

■新着 大応国師千年の時をこえて

今現在の酬恩庵の前身が大応国師が創建した妙勝寺でした。中国にわたり虚堂和尚の法を嗣ぎ日本に禅を伝えた方です。虚堂和尚は国師が帰国される際に「東海児孫、日転多」と賛辞の言葉を述べたそうです。これは国師が帰国した日本で多い仏法が隆盛するという意味であり、現在禅が残っているのはインドでも中国でもなく日本のみです。これは大応国師の功労といえます。日本の禅の系譜で重要なものを応燈関 と言います。大応国師、そしてその弟子である大燈国師、大燈国師の弟子である関山慧玄です。この系譜がいまも正法として伝わっています。酬恩庵は禅師が大応国師の木像を開山堂に安置したのち、作られた塔頭のひとつであり、本来正式にはこのお寺は今も妙勝寺であると言えます。国師の開山堂は大正時代にあたらしくなりましたが、その姿は一休禅師がつくられた時と変わらないと言います。そうするとものは違えど私たちはその時の同じ姿を見ているということになります。大応国師の木像自体はそのままであるのでその姿を千年を超えて今もあるのはとてもすごいことです。一休禅師は狂雲集という詩集を残されています。その中に大応国師についてのものがあります。
「活眼大開真面目、千秋後弄精魂、虚堂的子老南浦、東海狂雲六世の孫」(眼を大きく見開いた顔はさながら生きているかのようで、すでに亡くなった国師に千年の後もなお世話になることだ、虚堂和尚の法孫は大応国師であり、東海日本の一休はその六代の孫である)そう考えるとチタンで200年先もこの姿を伝えることは私たちの当然の責務であると考えるのです。この法燈を絶やしてはなりません。

2021/12/16 達成率96.5% 新着 ラスト9日 リターンを見てください

ラストのカウントダウンでは皆さんへのリマインドも兼ねています。最初にスタートした時から二か月がたっています。普段の生活で気になっていたけども忘れてしまっている方も多いです。こちらの新着も含めて直接メッセージを送るなどをする期間です。私もよくあります。最初の頃から大きく達成率も伸び、成長したプロジェクト。応援したくなります。最後のお願いは必ずしましょう。朱印帖も無事納品をされ今現在、リターンのご朱印を書いています。

■新着 ラスト9日 リターンを見てください

残すところ9日となりました。皆様方のご支援ありがとうございます。今回、クラウドファンディングを始めて気づいたのは、支援なしで応援してくれる人が多いことです。その気持ちに本当に感謝しています。ただ少しでも今回のリターンにご興味をもっていただけたなら是非リターンを貰っていただきたいと思っています。普請事業を通じて、今までつながりあうことのなかった人たちがつながることが出来ることはお寺にとってとても嬉しいことです。またそれくらい気合をいれて今回のリターンは考えられています。ここにしかないオリジナルのものをご用意をしました。

今回のクラウドファンディングではページが時間とともにアップデートされていっています。それは前回、こちらでも書きましたように皆様方に私が学ば差せていただくこと多く、アップデートしていっているからです。それを可能な限り、ページに反映させています。秋も終わり、年末年始を迎えようとしています。世間も歳末気分が高まってきています。今現在85%の支援を達成しさらなる皆様のご支援をお願いしたく思っております。これまでにご支援を頂いた方たちにもご恩返しが出来ればと思います。寺脇さんの朱印帖ですが、こちらの前後に見開き朱印二種類を書いて授与させていただきます。一つは今回のプロジェクトで開山堂を祈念した朱印です。

こちらは大応国師の師匠である虚堂和尚が国師に向けた賞賛の言葉です。

そしてもう一つは来年、寅年となりますがそれにちなんだ朱印になります。

クラウドファンディングの支援のかたちのひとつにリターンを楽しむというものがあってもよいのではないでしょうか

2021/12/17 達成率101.1%
新着 達成いたしました
新着 第一目標のお礼とセカンドゴールについて

確か夜の事だったと思います。来るかな、来るかなとドキドキしていました。しかしこんな大事な時にどうしても外せない用事が急遽出来まして、そのことにかかりっきりに。改めて見直して達成を確認しました。新着にも達成のご報告をさせていただいています。新着の画像はやはり伊野さんしかないと決めていました。READYFORのサポートの方とは常に連絡を取り合っていました。達成したらセカンドゴールを設定しようとお話をしていました。トップに表示するご報告とお礼の言葉そしてセカンドゴールについての発表は事前に用意していたものです。ただギリギリの感情を入れたかったので本当に直前に考えたものではありました。一週間を残しての目標金額の達成は大きかったです。

■新着 達成いたしました

本日、無事目標金額を達成いたしましたことをご報告いたします。あと一週間というところで達成することが出来てひとまず安心したというのが正直な気持ちです。無謀な挑戦だったのか?いやいやしかしこのプロジェクトの意義をお伝えするにはこの金額でなければダメだ!自問自答の日々でした。支援者が増えてきてプロジェクトに現実味が増してきて、それに呼応するかのようにして支援者が後半になるにつれさらに増えてまいりました。お一人お一人の応援コメントに勇気を頂きました。改めて御礼申し上げます。期限の12/24まではあと一週間、最後までこのプロジェクトの意義をひとりでも多くのかたに伝えていきたいと思っております。引き続きのご支援よろしくお願い申し上げます。

■新着 第一目標達成のお礼とネクストゴールについて

もう師走です、皆々様におかれましては、ご清祥のことと拝察申し上げ、心よりお慶び申し上げます。11月1日より開始したクラウドファンディングは、皆々様からの厚いご支援を頂戴し、12月17日に第一目標の1000万円を達成することができました。これもひとえに皆々様方の思いとご支援のお陰様でございます。重ねて御礼申し上げます。このクラウドファンディングは「All or Nothing」という方式を採用しています。実際の修復の費用はおよそ8000万円。またコロナ禍によるウッドショックの影響をうけ木材の原価も値上がりしています。その為、開山堂の解体を行い現状把握しないと正確な見積もりは難しくだいたいこのような費用を想定しています。「All or Nothing」という方式の性質上、この目標金額は現実的ではないと思い今回の目標金額としています。1000万円という金額です。当初は相当悩みました。しかしながら将来への問題提議であり同じような問題意識を共有していただきたいと1000万円という金額を設定することにいたしました。この二か月間、皆様にこのことを訴え続け今回の達成に至ったこと誠に嬉しく思っています。皆様の賛同のお声に希望の光を見ることが出来ました。そこで、第二の目標金額として1200万円を設定致しました。更に積み重ね、必要な金額に近づくことができますように進めて参りたいと存じます。一歩一歩と牛歩のごとくに、しかし、しっかりと足元を踏みしめつつ進めて行きたいという思いは、初心に変わることはございません。来年度がいよいよ本番となります。気持ちを一層引き締めて参りたいと念じております。第一目標到達のお知らせ旁々、御礼ならびにご挨拶とさせて頂きたいと存じます。https://readyfor.jp/projects/ikkyuji/announcements/196460

 

2021/12/18 達成率103% 新着 残り6日工夫

ラスト6日です。新着では工夫 ということで今回のプロジェクトについて書いています。今回のプロジェクトですが、確かにお金はかかるし大変なことだらけです。ほぼ困難といっても過言ではないです。しかし嫌なことだけではなくこれを乗り越えた先にはとてつもない希望と未来があるように私は考えています。人が今まで究めてきた技術、その革新が世の中に広がっていくのに関われている。なんとも誇らしい思いです。そして重大な責任があると考えています。問題をどう楽しんでいくか、それが工夫です。

■新着 残り6日 工夫

木下幹久棟梁の動画でも語られていましたが、故木下孝一棟梁がなぜチタンに行きついたのかはわかりません。ただ先見の明があったのだと言えるでしょう。禅では工夫(くふう)ということをよく言います。僧堂時代、ぼーっとしてんと工夫しろよ。と言われました。「動中の工夫は静中の百千万億倍」という言葉があります。坐禅だけでなく日常の作務や生活も修行です。木下孝一棟梁は自身に文化財とは何か?最適な工法は何か?

常に問い続けてきたように思います。今回制作した動画がメーカーの目に留まりました。今まで停滞していたものが一気に流れだしそうな予感がしています。来年度工事に着工します。その様子を記録として残しより多くの人にチタンの有用性を訴えこの事業を完成させたいと考えています。これからが始まりです。https://readyfor.jp/projects/ikkyuji/announcements/196515

2021/12/19 達成率103.5% 新着 残り5日セカンドゴールは1200万円

カウントダウンは続きます。新着は私の好きな禅語「菊水月在手」です。遠いと思っていたものは実はすぐ目の前にあったのだ。自身の価値についてもそうですし、また勝手に自身でハードルを上げて自分には到底無理だとあきらめてしまっていることについても言えるかもしれません。
やってやれないことはない、私はそう信じています。だからこそこんな無謀なクラウドファンディングに挑戦しました。失敗するからもしれない、しかしやらなければ 0 です。

■新着 残り5日セカンドゴールは1200万円

残り5日となりました。セカンドゴールを1200万円に設けて再出発です。多くのかたのご支援を頂いております。ありがとうございます。私の好きな禅語に「水をすくえば月 手にあり」というものがあります。これは月夜の日、手に水をすくうとその手の中に月があった(映っていた)というものです。月というのは自分より遠く離れたものの象徴です。あんなに遠く離れていたと思っていた月は実はこう見てみると自分の手の中にあるじゃないか!という気づきです。この月というのは 仏心 仏さんのこころをあらわしています。善い人悪い人という二元的なものをこえて、私たち本来の姿のなかに仏さんはいるのだと禅宗では考えます。それが日常の雑多なこと、年を経て要らぬ知識など手垢がつくことで見えにくくなっている、それだけだと言います。仏教は問いの宗教と言えます。常に自身の点検そしてあらゆるものへの飽くなき疑問が大切なのではないでしょうかhttps://readyfor.jp/projects/ikkyuji/announcements/196630

2021/12/20 達成率104.9% 新着 トップ画像最終!伊野氏との歩み

この段階で約2か月間にわたるクラウドファンディングの総括として私たちの思い描くイメージを伊野氏に描いてもらいました。こちらを最終のトップ画像としてup。残していくことにしました。
このカウントダウンの裏テーマとして伊野氏に一番最初に描いていただいたイラストを紹介していっています。こちらはいわば私たちの今回のクラウドファンディングの原点です。
途中、味変の為にいろいろと見せ方を変えましたが、最終的には伊野氏のイラストで飾りたいとずっと考えていました。今回のプロジェクトは私一人では到底成し遂げることは出来ませんでした。支えてくれた仲間たちのおかげです。本当にいい画です。

■新着 トップ画像最終!伊野孝行氏との歩み

ファーストゴールを達成し、セカンドゴールへ向けて残り4日となりました。皆さんのご支援続々といただいております。ありがとうございます。無謀な挑戦ではありますが、少し光明が見えてきました。一人の力はとても小さなものですが、たくさんの人の力が集まるとどんな大きな壁も乗り越えられるのではと思えます。実際に皆さんひとりひとりのご支援が1000万円という大きな壁を打ち破りました。本当にすごいことです。改めて御礼申し上げます。さて、今回最終のトップ画像を伊野孝行氏の今回ラストの画で飾りたいと思います。当初伊野氏に依頼したのは1年前、コロナ禍の為泣く泣く延期でした。その時の画は今回スタート時のトップ画像として使用しました。1年たっても色あせることはありませんでした。期間中、いろいろな側面を知っていただきたいと手を変え品を変えページをアップデートしていきました。それは私だけでなく伊野氏、上浦氏、飯島氏とサポートメンバーのアップデートがしてきたからだと言えます。皆がこの問題に真正面から真剣に取り組みました。木下幹久棟梁の動画もクラウドファンディングの期間中に生まれたものでした。この動画について面白いエピソードがあります。普請というのは関わるもの全員の熱量が等しくなければいけません。私はクラウドファンディングを立ち上げたもののチタンについて現場につく大工さんたちについてちゃんと理解しているのだろうか、その悩みがありました。この悩みを払しょくするのには自身が学ぶしかありません。木下幹久棟梁にお話を伺い、その結果があの動画です。こちらの動画は完全に私たち主導のものでした。しかし、SNSで発信、拡散されるにつれ チタンメーカーの人たちの目に触れ、大いに感激してくれたというお話を聞きました。私たちを販売する一顧客としてだけでなく同じ目標に向かう仲間と認識していただけたのかなと大変嬉しく思っております。今回の事業の足跡を動画として残していきます。実際のチタンの現場、そして工事の様子なども撮影していく予定です。こちらでも発信してまいりますので楽しみに待っていてください。さて少し脱線してしまいましたが、トップ画像の話にもどります。今回のトップ画像はこの秋の伊野氏の「keepon風狂展」、またクラウドファンディングの挑戦が伊野氏に大きな影響を与えています。来年初頭から着工します。そのスタートを飾る意思表明ともいえるトップ画像です。https://readyfor.jp/projects/ikkyuji/announcements/196767

 

2021/12/21 達成率105.7%

残すところも後わずか、ただ新着はなしです。実は終了間近でめちゃくちゃ忙しくなってしまいました。第一目標金額を達成したにあたって実にいろいろな方たちがお声を頂きました。今までお世話になりっぱなしで少しでも恩返しをとバタバタとしておりました。ありがたいことです。

2021/12/22 達成率112.2% 新着ラスト2日

新着にラスト2日としてますが、おもいっきり間違えていますね(笑)正確にはラスト3日です。後で気づきます。そしてここで急にラストスパートがかかってきます。クラウドファンディングでご支援をいただく手段としてクレジットカードと銀行振込があります。カードは問題ないのですが、銀行振り込みの場合、夜間は無理、また土日祝も無理となります。その為、最終日を金曜日に設けるのが通例です。なので最後の最後まで戦えるわけです。なのでここからの3日間がとても重要となってきます。実際にここからの3日間、身に染みて感じました。

■新着 ラスト2日

ラスト2日となりました。今回のクラウドファンディングのページを手伝っていただいたイラストレーターの伊野氏には感謝です。今回のリターンの目玉でもあったこの手拭い。当初はTシャツなども考えたのですが、皆さんに等しく良いと思っていただけるものと考えて、この手拭いに行き着いました。予想を超え多くの人がこちらの手拭いを選んでいただいております。こちらは今のところ、開山堂の修繕事業の返礼品と考えております。その為、当面はお寺での販売などはございません。その為、こちらを手に入れるには今現在のところ今回のクラウドファンディングのみとなります。お考えの方は是非。さて、少し一休禅師のお話です。当寺では一休禅師が伝えなおした一休寺納豆という食べ物があります。こちらは大豆の発酵食品となります、麹菌を使用して発酵させております。当寺では昔ながらの製法で桶に仕込んでいます。その桶の周囲をむしろ※莚 で巻いています。むしろはお米を収穫した後の稲を編んでつくります。昔は敷物として使っていました。また天日で干す穀類や魚類の乾燥用、脱穀の際の囲い用、干物の包装用、手作りの酒造りにおいては蒸し米の放冷用などに広く利用されました。土間に敷き防湿効果があったということです。納豆桶に巻くのも防湿効果があるからかもしれません。一休禅師は薪の村人にこの莚の作り方を納豆の普及とともに教え広めました。その為、明治期ぐらいまでこの薪村の基幹産業として莚織は村の経済を支えてきたようです。立派な目的があってもなかなか続けるということは難しいものです。この点で経済的な視点を持っていた一休禅師の納豆づくりの普及活動はとても理にかなっています。私はクラウドファンディングにも同じことを思っています。皆さんにご支援いただく代わりにお寺から返礼品をお渡しする。この返礼品は私たちが今現在考えうる一番最良のものであり、そしてクリエイターの方を紹介する機会にもなります。なにより参加したという気持ちを持っていただきたいと思っております。https://readyfor.jp/projects/ikkyuji/announcements/197145

 

12/23 達成率116.7% 新着 最終日!新着115%に!セカンドゴールをめざして

後半の急激な動きに驚かされています。セカンドゴールが夢ではなく。ここに書いてあるように今回のクラウドファンディングお考察をこちらのブログに書いております。
クラウドファンディングの始め方、そして期間中の動き、そして次最終の回で分析と最終のまとめを書きたいと思います。

■新着 115%に!セカンドゴールをめざして

最終日となりました。約二か月にわたっての挑戦でした。そして今思うのはこのお寺は皆様の愛とご縁に支えられているのだなということでした。セカンドゴールという無謀な挑戦ももしかしたら現実になるのかもしれないという後半の勢いに驚かされています。これから頂いたご支援に対して真摯にお返ししていかないといけません。それは返礼品という意味だけでなく、この事業自体を成功させるということです。以前こちらで普請という言葉について書きましたが、それこそ安普請になってはいけません。自身に課せられた責務を果たしていきます。これからについてはこちらの新着情報、そして自身のブログで報告していきます。https://readyfor.jp/projects/ikkyuji/announcements/197302

12/24 達成率118.4% 新着 本日23時まで最終日

この日、12/24が本当の最終日です(笑)最終日、セカンドゴールの120%に到達するかのような勢いでご支援を頂きました。これぞクラウドファンディングの醍醐味と言えるのではないでしょうか!最後の最後まで皆さんにご支援を訴えました。最後の画像はリアルの開山堂です。葺き替えられたばかりの檜皮をご覧になったことがある方はわかると思います。こちらがいかに損傷激しく疲弊ししているか。屋根は葺き替えるのが常識です。しかしながらこれからの時代、サステナビリティが求められています。経済的にも必ず裕福なところばかりではありません。being 私たちがどうあるべきかを問う。これが支援をお願いするとともに私が一番訴えたいことでした。チタンは大きな可能性を秘めています。GAFAのような企業が日本にはありません。どの産業も先細りをしかつての日本の姿はありません。チタンこそ将来、世界へ誇ることが出来る日本の技術であると確信しています。そしてそれがただ新しいだけでなく日本、そして京都のような古都の文化をフォローする形で発信が出来ればこれほど魅力的なことはありません。
もう一度言います。チタンは将来、日本の財産となる技術です。そして京都のお寺から世界に発信することにこのプロジェクトの意義があると考えています。
■新着 本日23時まで最終日

 

本日の23時で今クラウドファンディングは終了となります。長い間ありがとうございました。最後は開山堂の写真です。本当見るに堪えないほど損傷が激しいです。経済的な面で目途が立たなかったとはいえお恥ずかしい限りです。来年1月から足場を組み始めまずは解体です。解体してみてどのようになっているか?心配ではありますが、どこかで始めないといけないことでした。少しほっとしているのも本当のところです。セカンドゴールを定めて一週間。なんともう目前まで迫っています。これは本当にすごいことです。READYFORさんの他のプロジェクトを見てみると大きな支援金額のものがたくさんあります。本当にすごいなと感心するばかりです。しかしながら私たちのプロジェクトも負けず劣らずのものだと自信を持って言えます。今回支えてくれた人たちそしてご支援いただいた人、皆さんのおかげです。本当に感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。最後までお見守りください。https://readyfor.jp/projects/ikkyuji/announcements/197486

コメント

タイトルとURLをコピーしました