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自我を焼く

発酵の記録

カモシカ食堂さんとのお話から

私たち共通の知人である小倉ヒラクさんの言葉。「人間はどっかのタイミングで自我を焼く時間が必要だと思う」自我を焼く、自分のやりたいこと、自分が正しいと思うことをそれをぐっと押し殺して他人がいうことに従うことといったらよいでしょうか。

それは社会に出ての会社生活であるかもしれないし、私だと修行道場での生活だったかもしれません。面白いことに発酵食品でもそのような我慢させる期間が味の熟成に大きく関わるとのこと。本当、発酵は人間と一緒だなと思います。熟成することで人間の円熟味が増す。

縛りというものは後に開かれるオリジナリティに大きく影響するのではないでしょうか。
日本の道ものはすべからく型から入ります。模倣する、まねる、ことがまなぶこと。型に落とし込むことで要らぬ心の動きを自分の中から無くすことができる。それが無心であって、とても自由な境地なのかもしれません。

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