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亀末廣と新風館 姉小路をいく

発酵の記録

 

姉小路をいく

新風館

2020年の6月 新風館が旧京都中央郵便局の外観を保存したまま開業しました。
またエースホテルがアジア初進出ということで姉小路、烏丸通界隈が賑わいを見せています。

建物の建築デザイン監修は、隈研吾建築都市設計事務所が担当。

新風館内にあるセレクトショップはカフェを併設したり、ファッションだけではなく文化カルチャーの部分で京都らしい空間を作り出しています。東京にて地域に根ざした映画文化を来場者と育むシネマとして好評を博す「アップリンク」が関西初上陸。また地産地消のレストランやレコードショップなど人と街の在り方を見つめなおすきっかけになりました。
吹き抜けの空間には植樹がされ街の中で自然に触れることも出来ます。関西初出店のお店も多く京都人の憩いの場として機能しています。

ACEHOTEL

Ace Hotel Kyoto Concept

自然を愛で、芸術と技を尊び、歴史を大切にしながら、進化し続ける京都。
ここにEast Meets Westのコンセプトのもと、建築家 隈研吾、LAを拠点とするデザイン集団コミューンデザインを迎え日本と米国のアーティスト、工芸家、職人たちのクリエイティビティが融合した空間が新たに誕生しました。

次々と新しいホテルが出来ている京都ですが、その中でもACEHOTELは街と一体化した空間が魅力的です。新風館と通じているホテルはロビーも気軽に利用できます。またカフェ利用、レストラン利用もしやすく高級感を感じさせながらもカジュアルな空間です。

亀末広

ACEHOTELから姉小路に出ると目の前に和菓子の老舗亀末廣さんがあります。

創業 文化元年(1804年)
商号 亀末廣
所在地 京都市中京区姉小路通烏丸東入ル
電話 075-221-5110
FAX 075-221-5110
営業時間 午前8時~午後6時
定休日 日祝日、正月
予約 年末のみ要予約

伏見醍醐の釜師であった初代・亀屋源助は、文化元年(1804)、京の街に出て亀末廣を創業した。そして、江戸時代には徳川家が宿館とした二条城に、また、都が東京に遷るまでは、御所にも菓子を納める老舗となった。御所や二条城からの菓子の注文は、新たに特別注文されるのが通例で、そのたびに木型師が専用の木型をつくっていた。一回だけ使って用済みとなった木型がたくさん残っていたことから、これを額の部分に用いたのが、老舗が並ぶ姉小路通の中でも一際目を引く「御菓子司亀末廣」の看板である。
四季折々の草花を巧みにデザイン化し、風味と色彩豊かな「干菓子」で表現する手法を創案したのは、三代目当主であるといわれる。同店の代表菓子である干菓子の姿形や色彩は、そのまま俳句や和歌の素材にもなるような、風流を感じさせるものばかりである。
亀末廣を代表する商品として知られる「京のよすが」は、四畳半に区切った秋田杉の箱に、季節感あふれる干菓子や有平糖、半生菓子などが彩り良く詰め合わされたもの。季節に応じて内容が変わるため、常連客は心をときめかせながら店を訪れるという。

四畳半を模した木箱に詰められた「京のよすが」が有名です。

絹のしずくと一休寺

亀末廣さんの有名なお菓子に一休寺納豆を使用した菓子 「絹のしずく」と「一休寺」があります。

大徳寺納豆を使用した和菓子は京都では昔から多くありますが、一休寺納豆を使用した菓子は亀末広さんと鶴屋吉信さんの2件、鶴屋吉信さんと亀末広さんが「一休寺」の名前を冠した落雁を作っています。

老舗のたたずまい

お店の内装は昔ながらの京町家で呉服屋さんと同じ内装。調度品も昔からのものを今も大切につかっておられます。お店には商品パンフレットはありません。お客さんの信頼と口コミで人気であり続ける老舗。番頭台で作業をされている風景は今や貴重なものです。京都の歴史を感じることが出来ます。まさにACEHOTELのコピーにふさわしい風景です。

Ace Hotel Kyoto, now open, is a monument to the city’s abundance of art, nature, ever-evolving culture, sophistication of craft and profound history.

2020年6月11日開業のエースホテル京都は、豊富な自然と芸術、絶え間なく進化し続ける文化、洗練された職人技術と、深遠な歴史を持つ京都の街のモニュメントを目指します

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