前回、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんの本を紹介しました。ヒラクさんのその本に紹介されていて絶対読まなければと思った本をご紹介します。
それは小泉武夫先生の「発酵は錬金術である」です。小泉先生もヒラクさんと同じように何気なくつけていたTVで知りました。なにせ発酵仮面という名前でお気に入りの発酵食を紹介されていたのでそのインパクトはなかなかすごく一発で記憶に残りました。
ヒラクさんの本を読んでいると小泉先生はなんとヒラクさんの師匠とあります。そういうところでつながっているのかと感心しつつ早速ポチリます。
発酵のことをより知りたい、そしてヒラクさんの師匠という理由で最初購入しましたが、それ以上にこの本はすばらしく小泉先生はヒラクさんと同じくというかそれを超えるアイディアマンでした。第一章は「マイナスをプラスにかえる」世の中、自分が思った通りにはいかない。むしろそんなことの方が多い。しかしそれを嘆いているだけではいけない。昔から農家の人は晴れの日があったり雨の日があったり寒い日暑い日、台風などの災害と向き合ってきた。自分を柔軟にあわせていく力がこれからの時代をサバイブしていくのに必要です。
ひとりひとりが 生活の中に コペルニクス的転回のような視座をどのようにしたらもてるか ということがこのブログの目指しているところです。禅について考えるということはただ禅の本を読むだけではなく、いろいろジャンルの本に触れそして読んでそこから何を抜き取るか、見出すか ということだと思います。ヒラクさんしかり、小泉先生はそのような視座にあふれておられますね。
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